初代ポケモンには数々のバグがあり、その中で特に有名なのがセレクトバグです。
セレクトバグは赤・緑・青で行うことができる裏技で、様々な現象を引き起こすことができます。
今回はセレクトバグについて解説しながら、未使用データであるトレーナー『オーキドせんせい』と対戦してみたいと思います。
使用するソフトは青で、赤・緑ではまったく同じには再現できない可能性があります。また、バグを引き起こすことによってセーブデータが破損する可能性があります。
『オーキドせんせい』と対戦するためにはとあるトレーナー、8番道路にいるミニスカートと対戦できる状態である必要がありますが、生憎と使用するデータはすでに対戦済みで対戦できる状態ではありませんでした。
なのでまずは、このトレーナーと対戦できるようにするため、フラグをいじりたいと思います(いじるというか、めちゃくちゃになります)
フラグをいじるために利用するのはもちろんセレクトバグ。
シオンタウンの姓名判断師でセレクトバグを行います。必要なのは名前が2文字以上と4文字以上のポケモン2匹。それと道具欄を一杯の20個にすること。
ここではポケモンはコラッタとピジョンに犠牲になってもらいます。
まずは道具欄の13番目でセレクトを押してキャンセルします。そして姓名判断師に話しかけます。ニックネームをつけたいポケモンを選択する画面になるので、用意した名前が2文字以上のポケモン(ここではコラッタ)を選択します。
するとコラッタが別の何かと入れ替わってバグります。こうすると本来20個までの道具欄がバグで拡張され、やめるの下まで進めるようになります。
続いて、道具欄のやめるの下まで進んでいって36番目でセレクトを押してキャンセルします。
もしカーソルが動かない場合は引っ掛かってるのでBボタンを押してみましょう。
36番目でセレクトキャンセルしたら、先程と同じように姓名判断師に話しかけます。今度は用意したもう1匹の名前が4文字以上のポケモン(ここではピジョン)を選択してバグらせます。
これでトレーナーの対戦状態を管理するフラグ(それ以外も色々?)がめちゃくちゃになり、ミニスカートと再戦できるようになったはずです。
この時、36番目のセレクトバグに用いたポケモンの名前(今回はピジョン)が短いと、外に出られなくなる場合があります(位置座標がずれる?)
それでは8番道路に向かいます。目的のトレーナーは4人並んでいる内の下から2番目のミニスカートです。
ここからは『オーキドせんせい』を呼び出すための儀式になります。
必要になるのはポイントアップ3つと初期PPが25以上の技とそれ以外の技をもう1つ持つポケモン、それとフリーズ回避のためのとあるポケモンを呼び出すための生贄ポケモン、そしてマップ上で『いあいぎり』を使えることと手持ちポケモン欄の空き一つです。
まずPP25以上の技にポイントアップを3つ使います。そしてPPを増やした技の残りPP数を34に減らします。普通に戦闘で技を使えばOKです。
更に、別のもう1つの技を残りPP3まで減らします。最後に残りPP34の技を技欄の2番目に、残りPP3の技を3番目にセットします。
これでこのポケモンの準備は完了です。
続いて、フリーズ回避のための作業をします。道具欄の6番目でセレクトを押してキャンセル。野生ポケモンと戦闘に入ります。
そして、ポケモン欄から生贄用に用意したポケモン(PPを調整したポケモンではない)を選択。
すると生贄が消滅し一見空欄の様になります。しかしカーソルを合わせることができます。
この正体はバグポケモン『アネ゛デパミ゛』で、並び順で自分以降の手持ちポケモンを隠す役割があります。
この役割を使ってバグったポケモンを隠すとフリーズを回避できます。
PPを調節したポケモンを『アネ”デパミ”』の後ろに持っていくことでPPを調節したポケモンを隠します。
そしていよいよ『オーキドせんせい』を呼び出します。
道具の20番目でセレクトを押してキャンセル。野生ポケモンと戦闘に入ります。
そしてポケモン欄から隠してあるPPを調節したポケモンを選択。すると隠してあるため見えませんが、PPを調整したポケモンが別のデータと入れ替わってバグっています。
さあ、あとはミニスカートの前に立てば……出ました『オーキドせんせい』!
『オーキドせんせい』の手持ちは5匹。
ケンタロスL66・ナッシーL67・ウインディL68・リザードンL69・ギャラドスL70
なかなか強力なメンバーになってますね。ライバルに似ていますが、ケンタロスが入ってたりします。
動画ではセレクトバグを使って捕獲した『けつばん』を使って戦っています。
今回は未使用データトレーナーの『オーキドせんせい』と対戦しました。
セレクトバグは本当に何でもできてしまって、もはやデバッグモードの様になっています。
レベル・ステータス・技・道具を入れ替えるだけでなく、フラグをいじったり未使用データを引っぱり出したりなどなど。
開発側からしたらあってはならないバグ以外の何物でもないんでしょうが、遊ぶ側としてはとても面白い遊び方を提供してくれたなという感じですね。
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